2008年03月06日

安波節(あはぶし)

安波節(あはぶし)

1.安波ぬまはんたや 肝好がり所
  宇久の松下や 寝なし所


2.安波の祝女殿内 黄金灯篭下げて
  うりが明かがれば 弥勒世果報

3.嘉例吉の遊び 打ちはれてからや
  夜の明けて太陽の 上がるまでん
 
4.夜ぬ明きて太陽や 上がらわんゆたさ
  巳午時までん 御祝えさびら

  
歌の意味

1.安波の真はんたは、心すがすがしく眺望の良い憩いの場である。
  その奥にある松の下は若い男女が愛し合うのに格好の場所である。

2.安波の祝女のお屋敷に黄金の灯篭下げて
  それが明がれば豊年だ

3.おめでたいこの遊び、心もうちとけて、
  夜が明けてお日さまがのぼるまで遊びましょう。

4.夜が明け、太陽があがってもよいさ、
  お昼頃までもお祝いしましょう。



解説:
国頭村安波の原風景がしのばれる、美しいメロディの曲です。
集落上の祝女殿内から東へまっすぐ行った突き当たりの崖が「真はんた」。(「はんた」とは崖のこと)

その「真はんた」の広場が安波のシヌグ祭事のウスデークを奉納する場であり、
若者たちが集い、唄い、踊り、疲れをいやすモーアシビの場である「シヌグモー」です。

そのシヌグモーからソージ山を少し登ったところが「うくぬ松下」、
「うく」とは「奥まったところ」、「はずれ」という意味「宇久」は当て字。

昼間の激しい労働のあと、日が暮れて「真はんた」に若者たち集い、唄い、踊り、疲れをいやす。その後、好きな者同士「宇久の松下」に移り、愛を語り、恋の喜びを感じたのであろう。

音曲が比較的平易なため歌三線の稽古始めに習う曲として広く親しまれています。
しかし安波の風景が思い浮かぶような美しいメロディを表現するのは決して簡単ではありません。



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