2007年10月11日

鷲の鳥節

「鷲の鳥節」は、八重山を代表する祝儀歌です。
おめでたい席では必ずといっていいほど歌い踊られま す。
八重山地方では、オープニングはこの「鷲ぬ鳥節」または「赤馬節」、フィナーレは 「六調」でカチャーシー、そして「ヤラヨウ」と大体決まっています。

若鷲の輝かしい誕生と健やかな 成長を願う親の気持が込められた雄大な名曲です。そんなところから「鷲の鳥節」は、祝 い座などの幕開け、いわゆる「座開き」にうたわれるのです。


鷲の鳥節
1 綾羽ば生らしょうり
  (アヤパニバ マラショウリ)
  ぶぃる羽ば産だしょうり
  (ビィルパニバ スダショウリ)

2 正月ぬ朝
  (ションガズヌ ストゥムディ)
  元日ぬ朝ぱな
  (グワンニイツヌ アサパナ )

3 東かい飛ぶぃつぃけ
  (アガルカイ トゥビィツゥケ)
   太陽ばかめ舞いつけ
  (ティダバカメ マイツゥケ )

歌詞の意味
1 種々の模様の羽の雛を孵した
  色とりどりの羽の雛を孵した

2 正月の早朝
  元旦の朝端(朝まだき、早朝)

3 東の空に飛んで行きなさい
  朝日を浴びて飛んで行きなさい

ここで唄われている鷲はもちろん八重山に生息するカンムリワシのことです。
石垣島と西表島の森林地域に生息するワシタカ類で特別天然記念物に指定されている鳥で、最近はその数が減り、200羽前後しか確認されておらず、絶滅が危惧されています。

石垣島出身でボクシングの世界チャンピオンにまで登りつめた具志堅用高氏は現役ボクサー時代、「ワンヤカンムリワシニナイン」(自分はカンムリワシになるんだ)といい、カンムリワシを自分のトレードマークにしていました。
そして、まさに世界へ羽ばたいていったのでした。

カンムリワシは八重山の人々にとって「夢と希望の象徴」であり、
「鷲の鳥節」を唄う事により、気持ちを新たにしているのです。



夏川りみも「鷲の鳥節」を唄っています。



「鷲の鳥節」発祥の記念碑(石垣市大川218番地)

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