2007年10月02日

白保の獅子舞

白保の獅子舞
白保と言えば、世界有数のサンゴ礁や、椎名誠監督「うみ・そら・さんごのいいつたえ」で知られる場所。


芸能が盛んと言われる八重山地方の中でも、ここの人たちは特に芸達者だ。
山里勇吉(やまざとゆうきち)大島 保克(おおしま やすかつ)、新良幸人(あら・ゆきと)、白百合クラブ、と白保出身の歌者も多い。

その白保で行われる獅子舞は、とにかくすごい、一度は見てほしい。

この地区に獅子舞が伝わったのは、およそ300年前だと言われている。獅子保存会のメンバーにより、村の繁栄や無病息災を祈願の時、旧盆など集落の行事の時に舞われる。

白保の獅子舞はまず仏壇の前で地謡が先祖供養の無常念仏を唄い、曲にあわせて獅子使いが登場。
両端に玉の付いた縄を使って獅子を呼びだし、獅子は体を上下させながら仏壇にあいさつ。
その後、獅子使いが持っていた縄を獅子同士が引っ張りあい、綱引きのような力比べが行われる。

お盆の3日間は、新築の家や、長旅から帰ってきた人の家々を中心に夜な夜な獅子舞が廻る。


子どもたちは人差し指を差し出しながら「れるれ、れるれ、れるれ」と獅子を呼ぶ、その声に誘われたのか、獅子がいきなり子どもに襲いかかり、押さえつけてしまった。それは、それはすごい迫力で遠慮なんてない。

獅子の下からは、「うぉおおおお〜!」と男の子の叫び声が聞こえてくる。
なのに、ようやく獅子から解放されると、その子どもはすぐに平気な顔をして「れるれ、れるれ、れるれ〜」と再び唱えだす。

れるれ、れるれ、れるれ〜♪」と獅子に『僕を襲いなさ〜い』と獅子を自分の元に呼び寄せているのだ。


その後、ようやく首が座ったような赤ん坊が登場。お母さんから離され、いきなり獅子の怖い顔に近付けられ、なんと、大きな口へ飲み込まれてしまう。

その赤ん坊は獅子のお腹から出てくる。
飲み込むことで無病息災を祈願するのだ。
基本的には一歳未満の赤ん坊が対象らしい。

だいたい一軒に付き、30分から40分位、終わると次の家へと出発すが、子どもたちもぞろぞろとついていく。
これがお盆の3日間、深夜まで続くのだ。

翌日、旧盆が終わっても残っている霊を集落から追い出すための獅子舞「イタシキバラ」が行われる。







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