2007年07月17日

てぃんさぐぬ花

★てぃんさぐぬ花


1.てぃんさぐぬ花や 爪先(ちみさち)に染(す)みてぃ
 親(うや)ぬ諭(ゆ)し事(ぐとぅ)や 肝(ちむ)に染(す)みり

2.てぃんぬ群星(ぶりぶし)や 読(ゆ)みばゆまりしが
 親(うや)ぬ諭(ゆ)し事(ぐとぅ)や 読(ゆ)みやならん

3.夜走(ゆるは)らす船(ふに)や 子(に)ぬ方(ふぁ)星(ぶし)見当てぃ
 我(わ)ん産(な)ちぇる親(うや)や 我(わ)んどぅ見当てぃ

4.宝玉(たからだま)やてぃん 磨かにば錆す
 朝夕肝(あさゆちむ)みがち 浮世(うちゆ)渡ら

5.なしば何事(なにぐとぅ)ん なゆる事(くとぅ)やしが
なさぬ故(ゆい)からどぅ ならぬさだみ

6.誠(まくとぅ)する故(ゆい)どぅ あとぅや何時までぃん
 思事(うむくとぅ)んかなてぃ 千代(ちゆ)ぬ栄い

歌詞の意味

1.鳳仙花の花は 爪先に染めて
 親の教えは 心に染めよ

2.天の群星(ぶりぶし)は 数えれば数えられるが
 親の教えたことは 数えることはできない

3.夜走しる舟は 北極星を目印(航海の目印)にする
 私を生んだ親は 私を目印(人生の目標)にする

4.宝石の玉でも 磨かねば錆びる
 朝夕心を磨いて(精進して) 世の中を生きていこう

5.成せば何事も 出来ることですが
 成さぬ故に 出来ないのだ

6.誠実な人は 後はいつまでも
 思っていることが叶って幸せである



[解説]

親の教えは心に染めなさい
心を磨きなさい、
親を大事にしなさい、
誠意をもってあたりなさい、
何事も努力が大事です

と言う内容の沖縄を代表する教訓化です。

「てぃんさぐぬ花」とは鳳仙花のこと。
沖縄では女の子がてぃんさぐの花を取り、それをつついた汁を爪先に塗って遊んでたそうです。このてんさぐの花は装飾用としてだけでなく、魔よけの意味もあったようです。赤は悪魔の目を潰す魔よけになると考えられ、娘達の身を守る術としての風習があったと伝えられていたそうです。
この歌はその風習を元にして、親からの言葉は大切である、心に染み込ませるように聞くのだよ、天空の星は数えられるかも知れないが、親の言葉、ありがたさは計り知れないほど大きいのだと諭しています。

 

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